クレオスのMr.エアーレギュレーターのエア漏れを分解修理してみた [PS253]

クレオスのエアーレギュレーターのエア漏れを分解修理してみた [PS253]


プラモデルを趣味にされていてエアブラシを使用していれば必ず必要になるエアーレギュレーター。

私も模型を始めた際エアブラシの環境一式を揃えました(2年前)

その時に買ったのが「クレオス PS253 Mr.エアーレギュレーターMkⅠ」というレギュレーターです。

これが壊れましたので原因探しと分解修理をしていきます。

【目次】



故障の症状

▼画像の矢印部分、金属パーツの継ぎ目からエアが漏れる(パッキンの一部が見えてしまっていますね)

継ぎ目部分からエアーが漏れます。

エアブラシから一切エアーが出ないほどのエア漏れですのでこのままだと一切塗装が出来ません😢

この時は一時しのぎでもいいからエアブラシから少しでもエアが出るように直ってくれればいいや、と思っていましたが案外簡単にちゃんと直ってくれました。


まずは故障した原因ですね。

今回の故障は水抜きをしようとした時に起こりました。

最高出力0.4MPaのコンプレッサーを繋いでいるのですが(本当はこのレギュレーターに0.2MPa以上のコンプレッサーは繋いではいけません)塗装後に水抜きをする際、コンプレッサーの電源を切るのを忘れ、エア圧が掛かった状態でレギュレーターのドレン部分を外そうとしました。

▼画像ではドレン(瓶)と金属のボディを外した状態ですが、金属パーツは大きく分けて2つのパーツが組み合わさって出来ています。(画像の青と赤)

金属パーツの継ぎ目部分にゴムパッキンが入っています。

この青と赤で示したパーツ同士がドレンを外そうと回したときによく空回りするんですよね。

エア圧が掛かっていない時に空回りしても特に問題はありませんでしたが、今回はエア圧が掛かっていました。

エアを扱う道具で2つのパーツが合わさった構造になっているということは、この青と赤のパーツの間にはゴムパッキンが挟まっています。

「エア圧が掛かった状態で金属の上下のパーツが空回りしたはずみで内部のゴムパッキンの位置がズレてしまった。」

これが今回の故障の原因でした。



分解&修理

故障の原因ははっきりしているので、レギュレーター部分のパーツを分解していきます。

まずは瓶を取り外しましょう。

瓶を外します。

この瓶が固くてなかなか回らない…


そうしたら裏を向けてゴムパッキンを取り外します(このパッキンは今回のエア漏れとは関係ありません)

ゴムパッキンを外します。

六角ボルトで上下のパーツは固定されているので外します。

スパナしか手元に無かったのでスパナを使用しました。(サイズは10mmです)

レギュレーターの上部を手で持って固定し、六角ボルトを回して緩めます。

六角ボルトを10mmのレンチではずします。

ボルトが外れたらレギュレーターの上部、下部で引き抜くように分解できます。

後は引っ張るようにすれば上下に分割できます。

▼内部のゴムパッキンにアクセスできました。

完全に所定の位置からズレてしまっていてエアが漏れてしまうのも当然の状態になっていますね。

ゴムパッキンが所定の位置からズレてしまっています。

とりあえずズレてしまっているゴムパッキンを取り外して…

外してゴムパッキンの状態を確認。

一度所定の位置に合わせてみます。

ゴムパッキンを所定の位置に一度合わせてみる。

横から見てゴムパッキンがはみ出して見えていたらまだ使えると思います。

ゴムパッキンが痩せてしまっていないか確認します。

もしもゴムパッキンが痩せていたり変形していたりするならば新しいゴムパッキンに交換しないといけなくなります。

ゴムパッキンならホームセンターなどで簡単に手に入ります(合うサイズのものがあるかは分かりませんが…)

あとは逆の手順で組み立ててコンプレッサーとエアブラシを接続!!

組み立ててコンプレッサーとエアブラシを接続。

早速0.4MPaのエア圧を掛けてみました。

早速0.4MPaのエア圧を掛けてみましたが空気の漏れはありませんでした。

結果…漏れていない!!直った!!

このあとコンプレッサーの電源を切りエアは抜かずに2時間放置。

エア圧は0.3MPaまで下がりましたが通常使用には全然問題ありません。

とりあえず直って良かった…


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