自作ヘッドホンアンプ「KORG Nu:Tekt HA-S」を作ってみた

 特にオーディオに詳しい訳ではありませんが、ソニーのイヤホンXBA-N1を買ったついでに気になっていた真空管を使用したヘッドホンアンプ「KORG Nu:Tekt HA-S」を購入したので組み立ててみます。



今回購入したキットははんだ付け不要(はんだ付けが必要なキットも有り)で精密ドライバーさえあれば組み立て出来ます。



心臓部の真空管です。
通常イメージされる真空管とは見た目が違うと思います。
サイバーパンク感があってとても良い。
VFDがルーツの真空管


組み立てていきます。
まずは振動に弱い真空管保護のためのスポンジを貼っていきます。
真空管にスポンジを貼って保護します


そうしたらメイン基板に接続&固定します。
メインの基板に真空管を取り付けます


金属製のボディに絶縁シートをひき、基板を固定していきます。
絶縁シートをしいてメイン基板をケースに固定します


ボリュームノブを取り付けて
ボリュームノブを取り付けます


電池を入れてフタをすれば完成です。
フタを取り付けて完成です


早速電源を入れてみると真空管が青白くボヤぁっと光ります。
この真空管は「真空管をルーツとするVFD(蛍光表示管)をルーツとする真空管」なのでこの色なのですね。
真空管が青白く光ってカッコいい


早速音を聴いてみます。
プレーヤーはXperia1です。
さっそくイヤホンで視聴


正直こんなに変わるのかと驚きました。
Xperia1に直挿しだとモヤモヤした音ですが、このヘッドホンアンプを通すとクリアに整う感じ。
サポートで入っているオペアンプは25円前後で買える4580Dというオペアンプです。


このキットの驚くところがMUSES01が付いてくるところ。
このチップ1個で3500円ほどしますからびっくり…高級オペアンプです。


もちろん差し換えて聴いてみましたが、HIFI感爆増です。
このヘッドホンアンプなら4580Dのほうが真空管らしさが出て良いというレビューもありますが、僕はMUSES01の方がHIFI感と倍音感の両方を感じて好みです。


でも結局こちらも気になって買ったBurr-BrownのOPA627AUで運用しています。
HIFI感はMUSES01に劣りますが、音の深みにどっぷりはまってしまいました。


余談(ポップノイズ)

電源のオンオフでポップノイズが鳴ります。
びっくりするのでポップノイズが嫌いなのですが、これは仕方ないですし気を付ければいいだけです。

個人的に気になっていたのは電池が減った時、容量不足で運転が安定しなくなった時のノイズ等が気になっていましたが、ポップノイズは鳴りませんでした。

ただ、音量が急激に下がり小さく「ブー」というノイズが鳴り始めます。



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