TranscendのmicroSDカードを無期限保障(永久保障)を利用し交換してもらう方法。購入履歴さえあれば手続き可能

TranscendのmicroSDカードを無期限保障(永久保障)を利用し交換してもらう方法。購入履歴さえあれば手続き可能

一眼レフで使用していたmicroSDカードが書き込み不能に!

きちんと手順を追って行けば意外とすんなり交換の手続きを済ませることができました。

トランセンドは現在「無期限保証」から「5年保証」に切り替えている最中ですが、届いた交換品が「5年保証」の製品だった場合の”保証の扱い”についても書いています。


【目次】

microSDカードの故障の症状と使用環境

microSDカードの種類

今回故障したmicroSDカードはTranscend製で型番が「TS64GUSDU1E」というもので容量が64GB、保証は「無期限保障」が付いたものになります。


価格や性能ともにスタンダードなものです。

購入月が2015年8月なので購入から約3年で故障…少し早い気がします。

使用環境

microSDカード購入当時はSONYのコンパクトデジタルカメラ「DSC-HX60V」で使用していました。

そしてちょうど1年ほど前からカメラをペンタックスの「K-S2」に替えましてRawデータで保存という形で使用してきました。

いずれも写真撮影を中心に使用してきましたのでハードな環境とはいえず一般的で普通な使い方であったと思われます。

使用環境によっては保証対象外

ここで注意が必要なのですが、使用環境によっては保証が受けられない可能性があるのです。

⇒トランセンド:保証期間

トランセンドのHPにあります保証期間のページに記載されている通り、コンシューマー向けメモリカードの場合、ドライブレコーダーやサーバーなどの過剰にデータを読み書きするデバイスで使用した場合の故障は保障の対象外になるようです。

使用しているmicroSDカードの種類によって違いますので保証対象なのかが不明な場合はTranscendにお問い合わせすることをおススメします。

故障の症状

ふと一眼レフの「K-S2」で写真を撮影をしようとシャッターを切ると「保存できませんでした」の文字が。

「フォーマット」すれば治るだろうとカメラでフォーマットを実行してみるとデータが消えずに残ったまま…フォーマットに失敗していました。

この時はカメラの故障も考えられたので他のSDカードで試すと写真の保存もできるしフォーマットもできました。少し一安心…


microSDが原因と分かったので次はPCでフォーマットを試すことにします。

まずはWindowsの標準のフォーマットを試してみます。

windowsでフォーマットをしようとするが書込み禁止と表示されて出来ない。

はい、書き込み禁止になっていますと言われフォーマットできません。

PCのスロットにmicroSDのまま直挿しできるのでmicroSD→SDの変換アダプターは使っていません。


続いては「SD Card Formatter」を試してみます。←重要
⇒SDアソシエーション(SD Card Formatterダウンロードページ)

このソフトウェアでフォーマットを試しておくことでTranscendとの手続きを円滑に進めることができますので必ず行ってください。

SD Card Formatter5.0でも同じくフォーマットできない。

試してみましたがこちらもダメでした。

症状をまとめると
  1. 書き込み禁止状態
  2. フォーマットも不可
  3. 読み込みのみ可能
幸い読み込むことは出来るのでデータのバックアップは取ることができました。


手続きの流れ

ということで本題の手続きの内容です。

ほんの一例にすぎませんのでこの通りに手続きが進むことは全く保証できません。
ご注意ください。

お問い合わせフォームから連絡

まずはTranscendのお問い合わせフォームから連絡をします。

⇒トランセンド:お問い合わせフォーム

トランセンドのお問い合わせフォーム。

上から順番に書いていきます。

製品情報

カテゴリ
今回はmicroSDですので「メモリーカード-microSDカード」を選択

お問い合わせ
「保障について」を選択

製品型番(TS-)
TSから始まる英数字です。

製品型番については本体に記載されていない場合がほとんどだと思われますので購入店の注文履歴やレシートなどで確認します。

それでも不明な場合は製品照合を利用してください。

今回の私の場合は「TS64GUSDU1E 」と記入。

シリアルナンバー
今回のSDカードは裏側にシリアルナンバーが記されていました。

シリアルナンバーは10桁もしくは6桁の英数字。

このように裏に記されていました。

他にも表に記されていたりするようですのでお問い合わせフォームの「シリアル番号の確認方法」から確認してください。

購入日と購入店舗
購入店の注文履歴やレシートから確認します。


不具合内容

プラットフォーム情報
microSDカードを使用していたデバイス名(私の場合はPentax K-S2)
フォーマットに利用したPCの情報(OS、読み込みにカードスロットを使用したなど)
購入証明書(注文履歴やレシート)を準備可能であることを書いておく

問題の詳細
症状を細かく書き込む


例:
カメラで撮影しようとしても保存できなくなった。
カメラとPCでフォーマットを試したがフォーマットできず。
SD Card Formatter 5.0でフォーマットを試したが同じくフォーマットできなかった。

「SD Card Formatter 5.0」でフォーマットを試したことを必ず書いておいてください。


また、今回「交換をお願いできますか?」という風には書きませんでしたが問題なく交換手続きを行えました。

送信
あとは送信をして返事を待ちましょう。

私がお問い合わせフォームを送信したのが夜遅くでしたので返事のメールが届いたのは翌日の午前中でした。非常に速いです。

返信メールが届く

さて、お問い合わせフォームを送信し翌日にテクニカルサポートから返事が届きました。

メールの内容が非常に長いため要約すると。
  1. 不具合品と購入証明書のコピーとRMAリクエストを郵送してください
  2. 購入証明書が無いと保証対象外となります
  3. ご利用の製品は生産終了品なので交換となった場合は同等クラスもしくは取り寄せ対応となります
  4. RMAリクエストフォームを発行してください
このような感じです。

RMAリクエストフォームを発行

では早速RMAリクエストフォームを発行します。

製品情報の入力

RMAリクエストフォームを発行します。

製品型番を入力するとシリアル番号の入力欄が選択できなくなるので、RMAリクエストに関しては製品型番さえ分かれば良いのだと思われます。

「不具合の内容」については該当するものから選んでください。
今回は「読み出し/書込みが出来ない」を選択しました。


その他配送先などの情報を入力していくと最終的に印刷ページが表示されます。

microSDと一緒に郵送しますので印刷しておきましょう。

microSDカードを郵送する

郵送の際に送るのは

  1. 故障したmicroSDカード
  2. 購入証明書のコピー
  3. 印刷したRMAリクエスト

以上の3つです。

microSDカードの梱包

購入時に付いてくるケースを使い梱包しました。

私は購入時にSDカードが入っていたケースが残っていたのでこれに入れて送りました。

このケースが無い場合はプチプチなどで包んであげると良いかもしれません。

購入証明書の準備

購入証明書を準備します。

Amazonで購入したものなのでAmazonの注文履歴から「領収書/購入明細書」を表示。
印刷しておきます。

アマゾンの注文履歴から領収書を表示して印刷します。

このような領収書が無い場合はレシートなどをコピーして準備します。

RMAリクエストの準備

先ほどRMAリクエストを印刷してあるのでそれを一緒に送ります。

郵送方法

必ず記録が残り保証の効く方法で郵送しましょう。

今回は一般書留を使い封筒で送りました。

交換品の到着

故障品を送りトランセンドに到着すると受領しましたとの内容のメールが届きます。

そのメールから9日で交換品が到着しました。

ちなみにRMA番号を製品情報システムで検索すれば出荷されたかなどの情報を大まかに知ることが出来ます。⇒トランセンド:製品情報システム


ヤマト運輸のネコポスで届きました。

交換品はネコポスで届きました。

中身はこちら。

ごくごく普通のFFPですね。

FFPです。

早速開封して確認。

故障したmicroSDカードは生産終了品であったため恐らく同等品の物が送られてきました。

交換品として届いたmicroSDカードです。型番はTS64GUSDU1PE

とはいえ故障したものは300xと表示がありましたが送られてきたものには400xと表示されています。

転送速度が最大45MB/秒から最大60MB/秒にアップ!
この差は大きいかもしれません。


交換したからもう無期限保障じゃない?

トランセンドは2018/04/12にこのような発表をしました。

⇒トランセンド:保証期間変更のお知らせ

一部製品の「無期限保障」「5年保障」に切り替えるみたいです。

実際に交換品として届いたmicroSDカードをAmazonで調べてみると、無期限保障という単語が見当たりません。


ただし、5年保障という単語も書いてないんですよね。

ランニングチェンジにて5年保障記載のパッケージに切り替えしていくということで、今は切替途中なので無期限と5年の単語は載せていないのかも。


届いた交換品の保証期間の確認方法

では届いた交換品の保証期間はどっちなの?となりますよね。

実際に私もどちらか分かりませんでした。

交換品のパッケージには本来書いてあるはずの「無期限保証」「5年保証」の記載が見当たりませんでした。


このような場合は「製品照合」を利用します。

⇒トランセンド:製品照合

こちらのページでシリアルナンバーを打ち込み送信すれば保証の内容が確認できます。

確認した結果「無期限保証」でした。


5年保証のmicroSDが届いた場合は無期限保証じゃなくなるの?

安心してください。
交換品が「5年保証」であっても、交換前の”購入した”microSDが「無期限保証」であれば故障の際に「無期限保証」が適用されます。

たとえば
購入したmicroSDが「無期限保証」であったが故障し交換してもらう。
交換品として届いたmicroSDが「5年保証」であった。

そして交換品のmicroSDカードが6年目で故障してしまった…


このような場合、購入した最初のmicroSDの「無期限保証」が適用されるのです。

もちろん購入を証明できる購入証明書(領収書)は必要です。


まとめ

今回交換手続きをしてみて、故障品を送るための郵送費はかかりますが、利用するだけの価値のある保証システムであると私は思いました。

1番良いのは壊れないことですがそれもなかなか難しいことですからね…

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